Visual Perception & Recognition Laboratory

知覚情報処理研究室(小篠研究室,Visual Perception & Recognition Lab.)では,「動物の眼で世界を見てみたい!」,「他人の眼から自分を見てみたい!」,「他人の認識と自分の認識の違いを知りたい!」,「『わかった』ってどういう状態なんだろう?」といった当たり前の日常に潜む,常識・非常識を,機械学習・パターン認識×コンピュータビジョンを用いてモデル化する研究を進めています.

企業や他大学研究室,学内の他研究室と連携することで,他分野との融合領域研究にも挑戦しています.

ディスカッションの時間を大切にすることで,自分自身でアイディアを形にし,世界に発信できる人材の育成を目指します.

Research Topics 研究分野

Recognition & Understanding
認識と理解

画像に写る物や人の分類・検出などのコンピュータビジョンタスクは勿論,画像のみならず,音声や自然言語なども用いてロボットと人とのコミュニケーションの在り方を模索するマルチモーダルインタラクションに関する研究も進めています.

Hyperspectral Analysis
ハイパースペクトル画像認識

一般的に広く用いられているRGB画像によるコンピュータービジョン技術では,実現困難であった様々な課題について,100バンド以上の可視光・非可視光情報を取得できるハイパースペクトル画像を利用した解決手法を検討,提案しています.

Augmented Vision
視覚拡張

他人の眼で自分を見てみたい,動物の眼で世界を見てみたい.擬似的な視覚拡張や視点変換を可能とするような画像表示技術に関する研究も進めています.超高精細ディスプレイの表示やVirtual Reality技術なども扱っています.

Environment 研究室の環境

Computational Resources 計算資源

機械学習を用いたコンピュータビジョン研究には高性能なGPUは欠かせません.

VPRLではRTX A6000やGTX 3090などの最新の高性能GPUを複数台搭載したワークステーションを複数台所持しています.また,GPU以外にも大量のコアを備える高性能CPUのワークステーションも自由に利用できます.

Device Resources センサとカメラ

アクションカメラに,RGBDカメラ,全方位カメラ,近赤外線カメラなど.様々なカメラを複数台ずつ所有しており,様々な画像データ撮影に対応できます.

その他,RGBDセンサが搭載された台車ロボットや,超高精細な音声データを録音可能なマイクなどの音声機材や,4Kのヘッドマウントディスプレイなども所有しており,自由度の高い研究も楽しめます.

Discussion-oriented ディスカッション重視

自分の考えを相手に理解してもらえる形で表現すること,他人の考えを理解し,柔軟に取り入れることは非常に大切です.時に新しいアイディアが湧くこともあります.

VPRLではディスカッションを非常に重視しています.研究室内での密なコミュニケーションは勿論,学内外の他研究室との交流活動も積極的に実施しています.

Remote Research リモートワーク

研究室に足を運んで研究できるに越したことはありません.ただし,個人や社会的な状況に応じて,研究室に在室しなくても研究を進められる環境を整えています.

リモート会議システムを活用したディスカッションや,VPNを介してワークステーションを自宅から利用することもできます.

Work Space 研究室内装

黒とナチュラルな木目調を基調としたシンプルな家具を揃えています.座席はフリーアドレス制で,気分によって好きな場所で作業することができます.

Join Us :)

興味がある学生の皆さん,ぜひ私たちと一緒に研究しましょう!